AirDropは何も言わずに失敗します。相手の端末が一覧に出てこない、あるいは転送が「待機中」のまま動きません。調べるべきエラーは表示されません。AirDropは9つの条件が同時に成立することを静かに要求しています。そのうち1つが欠けるだけで止まります。このページでは、原因を最短で見つけられる順番で9つすべてを見ていきます。

結論から。インターネット共有をオフにし、「設定」でBluetoothとWi-Fiをオンにします。2台とも画面を点けてロックを解除します。送る相手の端末では、AirDropの受信設定を「すべての人(10分間のみ)」にします。この組み合わせでほとんどのケースが直ります。AirDropはWindows PCには決して届かないので、その用途には別のアプリが要ります。 iPhone版は無料 Mac版は無料 Androidアプリ(無料) Windows版は無料

AirDropのロゴ。点から放射状に広がる青い弧の模様

AirDropが使えないときはまずこの6つを順に確認してください

ほかを読む前に、この6つを両方の端末で順に試してください。1つ数秒で終わります。

  1. 2台とも画面を点けてロックを解除し、そのまま画面を点けておきます。
  2. 2台の距離を9メートル以内、できれば同じ部屋にします。
  3. 両方で「設定」を開き、BluetoothとWi-Fiをオンにします。
  4. iPhoneのインターネット共有をオフにします。
  5. 受信する側の端末で、AirDropの受信設定を「すべての人(10分間のみ)」にします。
  6. もう一度送り、送信側ではなく受信側の画面を見ます。

これで動いたなら以上です。動かなかった場合は、以下の条件ごとにそれぞれの節があります。

図: スマートフォンとデスクトップモニターが並び、短い青い線でつながり、その中ほどに小さな写真カードが置かれている

Camera to Clipboardは壊れる要素が少ない写真の送り方です

AirDropを直すことには意味があり、このページの残りでちゃんと直します。写真の行き先は、パソコンの書類やメールであることが多いはずです。そこへはもっと短い道があります。

iPhoneでCamera to Clipboardの写真ライブラリのグリッドを表示しているところ Camera to Clipboardでパソコンに送る前の写真をプレビューしているところ

Camera to Clipboardでパソコンに写真を送る4つの手順

手順は全部で4つ、最初の2つは一度きりです。

  1. スマートフォンにCamera to Clipboardを、パソコンにデスクトップ版を入れます。
  2. QRコードを読み取って一度だけペアリングします。10秒ほどです。
  3. スマートフォンで写真を撮る、または選んで送ります。
  4. パソコンでCtrl + VまたはCmd + Vを押します。

どちらも無料でダウンロードして試せます。無料版では小さな透かしが入り、写真は1920pxまでです。Proではどちらもなくなります。

iPhoneのコントロールセンター。インターネット共有が「検出可能」、Bluetoothがオフ、Wi-Fiが未接続、AirDropが「受信しない」になっている

インターネット共有をオフにしてAirDropを復活させてください

これが一番多い原因で、しかもほとんど誰も思い当たりません。

図: スマートフォンが2台並び、左は紺色一色、右は青でその上に小さなコーラル色の弧が3本ある

自分のiPhoneだけでなくもう1台のホットスポットも確認します

ホットスポットがAirDropを止めるのは、共有している側の端末だけです。どちらの端末がオンなのかが問題になります。

Bluetoothのロゴ。青い角丸の四角に白いルーン文字のBが入り、その下にBluetoothの文字がある

ネットワークに未接続でもBluetoothとWi-Fiは両方オンにします

AirDropは2つの無線をそれぞれ別の目的で使い、両方の端末で必要とします。

図: 2台のスマートフォンが近くに置かれ、その間を短い青い弧が3本つなぎ、周囲には広い空白がある

AirDropにWi-Fiネットワークもインターネットも要りません

Wi-Fiの無線とWi-Fiネットワークは別のもので、AirDropが求めるのは前者だけです。

iPhoneのAirDrop設定画面。「受信しない」「連絡先のみ」「すべての人(10分間のみ)」の3つが並び、「連絡先のみ」にチェックが入っている

AirDropに相手が出てこない原因は「連絡先のみ」です

相手の一覧が空になるのがAirDropで最も多い失敗です。そのほとんどの裏には受信設定があります。

図: スマートフォンの上に紺色の弧が3本外に向かって広がり、一番外の弧の先に小さな琥珀色の点がある

受信側に「すべての人(10分間のみ)」を選んでもらいます

誰に見えるかを決めるのは受信側の端末なので、変えるのはそちらの設定です。

図: スマートフォンが1台だけ平らに置かれ、画面は明るい青一色で、その上部に小さな紺色の角丸の四角がある

送る前に受信側の端末を起こし、集中モードを切ります

AirDropが正常で、誰かが「受け入れる」を押すのを待っているだけのこともあります。

図: スマートフォンとタブレットが並び、短い青い線でつながり、その間に小さなコーラル色のチェックの印がある

同じAppleアカウントの端末どうしは確認なしで受け取ります

送る側に何も表示されない結果が2つあり、どちらも故障ではありません。

レンガの壁とその横に炎を描いたイラスト。ファイアウォールを表している

Macのファイアウォールで外部接続の全ブロックを外してください

誰からも届かない端末がMacなら、Mac側に確認すべき設定が2つあります。

図: ノートパソコンが1台だけ平らに置かれ、画面は明るい青一色で、中央に小さな紺色の四角が1つある

送る前にFinderのAirDropウインドウを開き、Macを起こします

ファイアウォールとは関係のないMacの条件が、あと2つあります。

iPhoneのスクリーンタイム設定画面。子どもの端末向けのペアレンタルコントロールが並んでいる

共有シートからAirDropが消えていたらスクリーンタイムを見ます

ほかとは見た目からして違う失敗が1つあります。これを見分けられると、上の原因を全部調べる手間が省けます。

図: 紺色の円の輪郭があり、その3分の1を太い青い弧が覆い、弧の先に小さなコーラル色の点がある

「待機中」で止まったAirDropはキャンセルして送り直します

始まってから止まる転送は、相手をそもそも見つけられない問題とは別ものです。

図: 太い青い円形の矢印があり、その内側に小さな紺色のスマートフォンが置かれている

「設定」でBluetoothを入れ直し、次に2台とも再起動します

上の確認をすべて越えて残る不具合には、最後の手が2つ、この順であります。

図: 小さな紺色の四角が3列に9つ等間隔で並び、中央の1つだけが明るい青

AirDropは9つの条件が同時に成立したときだけ動きます

上の原因はどれも別々の直し方を持ちます。数が多いことが、AirDropを当てにならなく感じさせる理由です。

図: 同じ大きさの紺色の長方形が5つ、大きく離れて置かれ、その間には広い空白がある

AirDropの設定は5つの別々の画面に散らばっています

9つの条件を全部確認するのに時間がかかるのは、設定がまとまっていないからでもあります。

図: 横棒が9本縦に並び、上から順に短くなっていき、上の2本はコーラル色、残りは紺色

AirDropの失敗はインターネット共有と「連絡先のみ」がほとんどです

どの原因にも同じだけ時間をかける価値があるわけではありません。この表は答えである頻度で並べてあります。確認にかかる時間も載せています。

AirDropが失敗する原因 答えである頻度 確認にかかる時間 これが原因のときに見えること
インターネット共有をオンのままにしている とても多い 数秒 誰も出てこない。ホットスポットがオンの間だけ
受信設定が「連絡先のみ」になっている とても多い 数秒 知っている人は出るが、知らない人は出ない
「設定」でBluetoothかWi-Fiがオフ よくある 数秒 どちらの端末でも、どのAppでも誰も出てこない
受信する端末がスリープかロック中 よくある 数秒 相手の画面を起こしたときだけ名前が出る
2台が離れすぎ、または壁を挟んでいる ときどき 数秒 動き回ると名前が出たり消えたりする
集中モードが確認表示を隠している ときどき 数秒 送信側は「待機中」、受信側は何も見ていない
始まったあとで転送が止まった ときどき 数分 2台は見つけ合っているのにバーが進まない
Macのファイアウォールが受信接続を遮断 まれ 1分 スマートフォンどうしは動くがMacに届かない
スクリーンタイムや職場の制限 まれ 1分 共有シートからAirDropが消えている
Appleのロゴ。右側をかじられた黒いリンゴと、その上の葉

Apple製品どうしならAirDropを直し、Windows PCにはアプリを使います

どの直し方から手を付けるかは症状によります。自分の状況をこの5つのどれかに当てはめてください。

AirDropが使えないときのよくある質問

AirDropが急に使えなくなったのはなぜ?
一番多い答えはインターネット共有です。オンにするとAirDropは何も言わずに止まります。「設定」でBluetoothとWi-Fiが両方オンか、2台とも画面が点いてロックが解除されているかを確認してください。そのうえでAirDropの受信設定を「すべての人(10分間のみ)」にします。この設定は10分で自動的に切れるので、AirDropが昨日は動いて今日は動かないのはそのためです。

AirDropに相手が出てこないのはなぜ?
AirDropの一覧が空になるのは、たいてい受信側が「連絡先のみ」になっていて、あなたが正しい情報で連絡先に入っていないからです。「連絡先のみ」が照合するのは連絡先カードの名前ではなく、Appleアカウントのメールアドレスか電話番号です。相手に受信設定を「すべての人(10分間のみ)」にしてもらい、もう一度試してください。

AirDropにWi-Fiやインターネット接続は必要?
AirDropに必要なのはWi-Fiの無線がオンであることだけで、Wi-Fiネットワークもインターネットも要りません。相手を見つけるのにBluetoothを使い、そのあと2台の間に自前の直接のWi-Fiリンクを作ってファイルを運びます。「設定」でWi-Fiを切るとAirDropは止まりますが、コントロールセンターで切った場合は動いたまま残ります。

AirDropがWindows PCで使えないのはなぜ?
AirDropはApple独自の機能で、AppleはWindows向けに出したことがありません。スマートフォン側で何を変えてもPCがAirDropの一覧に出ることはないのです。スマートフォンの写真をWindows PCに送るには両端で動くアプリが必要です。Camera to ClipboardはローカルのWi-Fi経由で写真をPCのクリップボードに送ります。