クイックシェアはAndroidに最初から入っていますが、Windowsのパソコン側は自分で用意しないと何もありません。Googleはそのための無料アプリを配っています。ただし今もベータ版で、頼り切る前に知っておきたい制限がいくつかあります。ここでは導入の手順と、どこで止まるかをまとめます。

結論から: Windows版クイックシェアはGoogleが配る無料アプリで、Androidスマートフォンから自分のネットワーク越しにパソコンへ直接ファイルを送れます。パソコンに入れてログインするかしないかを決めると、スマートフォンのクイックシェアの一覧にそのパソコンが出てきます。必要なのは64ビット版のWindows 10以降と、BluetoothとWi-Fiです。受け取ったものはファイルとして保存されるので、写真をそのまま貼り付けたいなら小さなアプリ1つの方が早く済みます。 iPhoneアプリ(無料) Macアプリ(無料) Androidで無料 Windowsで無料

図: スマホとパソコンのモニターの間に小さなサンゴ色の四角が浮かんでいる

Windows版クイックシェアはGoogle製の無料アプリです

名前で誤解されやすいので、まず何であるかをはっきりさせます。

図: 角の丸い横棒が3本重なり、その下にサンゴ色の下向き矢印がある

Windows版クイックシェアの導入は4ステップで終わります

設定はパソコン側の1回だけで、スマートフォン側には何も要りません。

  1. GoogleのAndroid公式サイトからWindows版クイックシェアをダウンロードします。他の配布ページは避けてください。
  2. インストーラーを実行してアプリを開きます。
  3. スマートフォンと同じGoogleアカウントでログインするか、ログインせずに進みます。
  4. パソコンに名前を付け、誰から見えるようにするかを選びます。

やっておく価値があるのはログインです。ログインしていれば自分のスマートフォンは追加設定なしでパソコンを見つけます。ログインしないと選べる公開範囲は1つだけで、それは近くの知らない人にもパソコンを見せる設定です。

Camera to Clipboardアプリがスマートフォンで写真ライブラリを一覧表示している画面 Camera to Clipboardアプリがパソコンへ送る前に写真をプレビューしている画面

Camera to Clipboardは写真をWindowsのクリップボードに送ります

クイックシェアが渡してくるのはファイルです。その写真をこれからメールや書類やチャットに入れるなら、ファイルは一手間多く、別の道具ならその一手間を省けます。

図: 角の丸い白いカードに四角いコードがあり、そこから青い弧が伸びている

Camera to ClipboardとWindows PCは4ステップでつながります

ペアリングは最初の1回だけで、10秒ほどで終わります。

  1. スマートフォンにCamera to Clipboardを、パソコンにWindows版を入れます。
  2. QRコードを読み取って1度だけペアリングします。
  3. スマートフォンで写真を撮るか選んで送ります。
  4. パソコンでCtrl + Vを押します。

動画も同じ経路で届きます。パソコンにはファイルとして保存され、再エンコードはされず、そのファイルのパスがクリップボードに入ります。

両方とも無料で試せます。無料版は小さな透かしが入り、写真は1920pxまでです。Proはどちらも外れます。

図: 角の丸いトグルスイッチが2つ縦に並び、どちらも青くなっている

Windows版クイックシェアは64ビット版Windows 10以上が必要です

3つの条件で引っかかる人が多く、しかもアプリはどれで失敗したかを教えてくれません。

図: サンゴ色のカードが青い点線をたどってスマホからパソコンのモニターへ移動する

AndroidからWindowsへファイルを送る手順は4ステップです

パソコン側の準備さえ済めば、別のスマートフォンへ送るのと見た目は同じです。

  1. Androidスマートフォンで写真やファイルを開き、共有をタップします。
  2. クイックシェアをタップします。
  3. 自分が付けた名前でパソコンを選びます。
  4. パソコン側で受信を承諾します。

ファイルは設定時に選んだフォルダ、通常はダウンロードフォルダに入ります。パソコンが一覧に出るにはアプリが起動している必要があり、昨日まで使えていたパソコンが今日は見当たらない原因は、たいていこれです。

図: 角の丸いフォルダの上に小さな写真のカードが載っている

Windows版クイックシェアはファイルとして保存するので手間が増えます

使い始めて1日で気づく違いなので、はっきり書いておきます。

図: ノートパソコンを中心に3重の輪が広がり、外側は淡く中心は濃紺になっている

公開設定がスマホからPCを見つけられるかを決めます

パソコン側にもスマートフォンと同じ4段階の公開設定があり、選び間違えるとパソコンが消えます。

図: 同じ形の角の丸い四角が2つ並び、片方が濃紺でもう片方が明るい青

Samsungは同じ名前の別のWindowsアプリを配っています

Windowsにはこの名前のアプリが2つあり、取り違えると半日が消えます。

図: 角の丸い長方形が2つ並び、片方は濃紺の実線、もう片方は淡い灰色の破線

Windows版クイックシェアはMacやARM機では動きません

2種類の機械は対象外で、どちら側をどう設定しても変わりません。

図: 高さの違う角の丸い縦棒が5本並び、一番高いものがサンゴ色

AndroidのファイルをWindowsへ送る5つの方法を比べます

クイックシェアはいくつかある手段の1つで、どれが向くかはそのファイルを次にどうするかで決まります。

多くの人にとって本当の選択肢はこのうち2行です。

方法 入れるもの 写真の行き先 iPhoneで使えるか 向いている用途
Windows版クイックシェア パソコンに無料アプリ1つ フォルダの中のファイル 使えません。Android専用 保存したり後で編集するファイル
Camera to Clipboard 両方にアプリ1つずつ クリップボード。すぐ貼れます 使えます。Macも可 メールや書類にそのまま貼る写真
スマホ連携 不要。Windowsに標準搭載 画面からコピーします 一部のみ。対応は限定的 最近の写真と通知や通話もまとめて
LocalSendやPairDrop アプリかブラウザのタブ フォルダの中のファイル 使えます。両対応 アカウント不要でたまに送るとき
クラウドやメール 新しく入れるものなし アップロード後にダウンロード 使えます。機種を問わず 自分以外の相手にも送るとき
図: 角の丸い濃紺の長方形が2つ、途中に点線の切れ目がある青い線でつながっている

Windows版クイックシェアはベータ版なので接続が切れます

Googleはこのアプリに長くベータ版の札を付けたままで、実際にベータ版らしく振る舞います。

図: 左にフォルダ、右にクリップボードがあり、その間に小さなサンゴ色の点がある

ファイルはクイックシェア、写真はCamera to Clipboardが向きます

この2つは本当はライバルではなく、多くの人は両方を持つことになります。

Windows版クイックシェアについてよくある質問

Windows版クイックシェアは無料ですか?
無料です。Googleが費用なしで配っていて、有料版もありません。ただし今もベータ版の札が付いており、だからこそスマートフォンの一覧から消えて再起動が必要になることがあります。

Windows版クイックシェアには何が必要ですか?
64ビット版のWindows 10かWindows 11と、オンになったBluetoothとWi-Fiです。ARMプロセッサのWindowsノートパソコンでは動かず、Mac版はそもそも存在しません。

スマートフォンからパソコンが見つからないのはなぜですか?
いちばん多いのは、パソコンでクイックシェアのアプリが開いていないからです。入っているだけでは足りず、起動している必要があります。次に、パソコンの公開範囲が誰からも受け取らない設定になっていないか、両方の端末でBluetoothとWi-Fiがオンか、同じネットワークにいて近い距離にあるかを確認してください。

クイックシェアで送ったファイルはWindowsのどこに入りますか?
設定時に選んだフォルダで、変えていなければダウンロードフォルダです。写真もそこにファイルとして届くので、メールに貼るにはまずフォルダを開くことになります。Camera to Clipboardなら写真がそのままクリップボードに入ります。

Windows版クイックシェアはiPhoneから送れますか?
送れません。クイックシェアはAndroidの機能で、Windows版がペアリングできるのもAndroidスマートフォンだけです。iPhoneの写真をWindowsのパソコンに届けるなら、Camera to Clipboardがクリップボードに直接入れます。