スマホ連携は自分で選んで入れたわけでもないのにPCに入っていて、いまはもう消したい。これは自分で入れたアプリを消すより少しだけ手間がかかります。Windowsに最初から同梱されていること、スマートフォン側は別のアプリになっていること、そしてペアリングがPCではなくMicrosoftアカウントに保存されていること、この3つが理由です。このページではその3つすべてを外し、安全性の疑問にも正直に答え、機能ごとに何で置き換えられるかを示します。写真が同期されないだけで、消すよりも直したいという場合は、スマホ連携で写真が表示されないときのガイドのほうが目的に合っています。
結論から Windowsの「設定」を開き、インストール済みアプリの一覧からスマホ連携を選んで「アンインストール」を実行します。その項目が灰色で押せないときは、PowerShellのコマンド1行で削除できます。そのあとAndroidのスマートフォンで「Windowsにリンク」をオフにし、Microsoftアカウントのデバイス一覧からその端末を外してください。これをしないとペアリングが生き残り、あとで戻ってきます。使っていたのが最近の写真パネルだけなら、スマホからPCへの直接転送だけでその用事は足ります。 iPhone版は無料 Android版は無料 Windows版は無料
Windowsの「設定」からスマホ連携をアンインストールしてください
家庭で使うPCの大多数では、Windows側の作業はこれで全部で、1分もかかりません。
- PCで「設定」を開き、「アプリ」から「インストールされているアプリ」へ進みます。
- 一覧からスマホ連携を探します。
- その項目の横のメニューを開き、「アンインストール」を選びます。
- 確認して、Windowsに削除させます。
うまくいったと判断する前に、知っておく価値のあることが4つあります。
- スマホ連携はWindowsに最初から入っています。自分で選んだアプリを消すのとは事情が違い、Microsoftがオペレーティングシステムの一部として同梱しています。スマートフォンを一度も連携させていないPCにも居座っているのはそのためです。
- Windows 10ではスマホ連携は「アプリと機能」にあります。「設定」の同じ場所が古い名前で呼ばれているだけで、アンインストールのボタンの動きもまったく同じです。
- スマホ連携はスタートメニューからも削除できます。右クリックして「アンインストール」を選ぶと、「設定」からの削除とまったく同じ処理が走ります。すでに開いているほうを使ってください。
- スマホ連携をPCから消してもスマートフォンは無傷です。Android側のコンパニオンアプリは権限を持ったまま動き続けるので、「Windowsにリンク」は別の手順としてオフにする必要があります。
Camera to Clipboardがスマホ連携の写真パネルを置き換えます
スマホ連携を開く理由が写真をPCに取り込むことだけだったなら、その用事にはもっと小さくて直接的な答えがあり、しかもスマートフォンの種類を問いません。
- Camera to ClipboardはiPhoneとAndroidの写真をPCに送ります。どちらのバージョンでも中身は同じなので、iPhoneには写真パネルがそもそもないという空白がそのまま埋まります。
- Camera to Clipboardの写真はWindowsのクリップボードに届きます。フォルダーに保存されるのではないので、開いているメールや文書でCtrl + Vを押すだけです。ドラッグするものも、ダウンロードに残るファイルもありません。
- Camera to Clipboardの転送にアカウントは一切不要です。Microsoftアカウントも、Googleアカウントも、Apple IDも使いません。2台はQRコードを一度読み取るだけでペアになり、あとから解除すべき記録もどこにも残りません。
- Camera to Clipboardの写真は自宅のWi-Fiを直接通ります。どこのサーバーにもアップロードされないため、インターネットのないネットワークでも、スマートフォンのテザリングでも動きます。
- Camera to Clipboardは送信を押したときだけ送ります。バックグラウンドで起きているものが何もないという点が、ミラー型のパネルとの構造的な違いです。パネルのほうは、スマートフォンの省電力機能がバックグラウンドのサービスを止めた瞬間に古くなります。
- スマートフォンにCamera to Clipboardを、PCにWindows版アプリを入れます。
- QRコードを読み取って一度だけペアリングします。10秒ほどです。
- スマートフォンで写真を撮るか選んで、送信します。
- PCでCtrl + Vを押します。
スマートフォン側もPC側も、ダウンロードとお試しは無料です。
スマホ連携のアンインストールが灰色ならPowerShellを使ってください
「アンインストール」は表示されているのに薄く灰色で、横に理由も書かれていない、ということがあります。原因は2つあり、回避策があるのは片方だけです。
- スマホ連携のアンインストールが灰色なのはシステム扱いだからです。Windowsのビルドによっては通常のアプリではなくオペレーティングシステムの一部として登録されており、「設定」はそれに触れることを拒みます。
- 職場や学校のPCではポリシーがスマホ連携の削除を止めます。サインインしているアカウントで決まるため、いくらクリックしても変わりません。直す道はそのPCを管理している担当者と話すことだけです。
- PowerShellはパッケージ名を指定してスマホ連携を消せます。「設定」が受け付けない場合でも通ります。Microsoftがアプリの名前を変えたときもパッケージ名だけは変更されなかったので、入力するのは今も旧称のままの名前です。
管理者としてWindows PowerShellを開き、この1行を実行します。
Get-AppxPackage Microsoft.YourPhone | Remove-AppxPackage
これでサインイン中のアカウントからは消えます。消えたままにできるかどうかは、次の2点で決まります。
- スマホ連携を全ユーザーから消すには大元のコピーも消します。Windowsは新しいユーザープロファイルに配る機械全体のコピーを別に持っているので、別の人がサインインすると新品のスマホ連携が用意されます。
- 大型のWindows更新でスマホ連携が戻ることがあります。アップグレードはWindowsに同梱されるアプリ一式を敷き直すため、更新のあとにもう一度アプリ一覧を確認しておくとよいです。
その機械全体のコピーも取り除くには、同じ管理者権限のPowerShellの画面でこの2行目を実行します。
Get-AppxProvisionedPackage -Online | Where-Object { $_.DisplayName -eq "Microsoft.YourPhone" } | Remove-AppxProvisionedPackage -Online
Androidの「Windowsにリンク」は別途オフにしてください
スマホ連携は1つではなく2つのアプリで、メッセージや写真を実際に抱えているのはスマートフォン側です。デスクトップのアプリを消してもそちらには何も起きないので、散らかりではなくアクセスの広さが理由で消したい人には、ここが最も大事な手順になります。
- 「Windowsにリンク」はスマホ連携のスマートフォン側です。PC側のスマホ連携をアンインストールしても消えません。権限を保ったままバックグラウンドで動き続け、接続してくるコンピューターを待ち続けます。
- Samsungのスマホでは「Windowsにリンク」を削除できません。システムに組み込まれているためで、アプリ一覧ではなく端末側の「便利な機能」の中に現れます。スイッチをオフにすることが、取れる行動のすべてです。
- 他の多くのAndroidでは「Windowsにリンク」を削除できます。ダウンロードした普通のアプリと同じようにアプリ一覧から探して消せば、完全になくなります。
- 「Windowsにリンク」の権限を外せば削除できなくても止まります。写真・メッセージ・通知へのアクセスを取り消す場所はAndroidのアプリごとの権限画面で、削除が用意されていないSamsungのスマホではこちらのほうが良い選択です。
- iPhoneとスマホ連携の接続はBluetoothのペアリングです。iPhone側でそのペアリングを削除すれば連携は終わります。iPhoneにはそもそも写真パネルがないので、iPhoneで消すものはこのペアリングだけです。
Microsoftアカウントの連携を解除しないとスマホ連携は戻ります
ここはほとんどの人が飛ばす手順で、スマホ連携が勝手に戻ってきたという報告の原因でもあります。ペアリングはそもそもPCの中には保存されていません。
- スマホ連携の削除とアカウントの連携解除は別物です。ペアリングはMicrosoftアカウントに紐づいた記録なので、1台のPCからアプリを消しても、その記録は元の場所にそのまま残ります。
- Microsoftアカウントに残った端末はどのPCでも再接続します。再インストールでも、新しいノートPCでも、初期化した機械でも、確認を求められることなくアカウントからペアリングを拾い直します。
- 連携した端末はブラウザーのアカウント画面から外します。Windowsの「設定」ではありません。Microsoftアカウントにサインインしてデバイスの一覧を開き、その端末をリストから外してください。
- アンインストール前にスマホ連携内で接続を切ると後が楽です。操作する場所はアプリと一緒に消えてしまうので、この順番でやればアカウントのウェブサイトに近づく必要が一度もありません。
- 再インストール後に端末が戻るのはアカウントの連携が残るからです。Windows側で何をしても止まりません。ペアリングが保存されているのはWindowsではないからです。
スマホ連携はMicrosoft純正ですが求める権限は広範です
スマホ連携の消し方を調べている人は、たいてい同時にもう1つの疑問を抱えています。これは心配すべきものなのか、という疑問です。率直に言えば、後ろ暗いところは何もなく、それでも求めるアクセスの広さは自分で決める価値があります。
- スマホ連携はWindows同梱のMicrosoft純正アプリです。マルウェアでも、抱き合わせのアドウェアでもありません。Microsoftが公開し、Microsoft Store経由で更新され、別のダウンロードに紛れ込んだのではなく意図して最初から入っています。
- スマホ連携はAndroidに5種類の個人データを求めます。どれもAndroidのごく普通の権限ですが、写真パネルを思い浮かべている人が想像するより、並べてみると範囲は広くなります。
- テキストメッセージ。PCから読んで送るためです。
- 連絡先。メッセージや着信に番号ではなく名前を表示するためです。
- 通話履歴。あわせて発信と応答もできるようになります。
- 通知。Windowsのデスクトップにミラーリングするためです。
- 写真とメディア。最近の写真パネルを埋めているのがこれです。
- 問われているのはスマホ連携が求める範囲の広さです。Microsoftを信用できるかどうかではありません。多くの人は1つの機能のために使いながら5つすべてを許可しており、使う量と渡す量のこの差こそ、意識して決める価値のある部分です。
- スマホ連携の権限は1つずつ断ることができます。Androidが権限を個別に扱うからで、写真とメディアへのアクセスだけを切ってもメッセージ機能は動き続けます。メッセージは使いたいがカメラロールは渡したくない人には、ここが落としどころです。
- 個人のスマホを職場アカウントに連携させると私信が管理下に入ります。私用のメッセージが勤務先の管理するハードウェアの上に置かれるということで、これはセキュリティ上の欠陥ではなく方針の問題です。仕事用のノートPCからスマホ連携を消す理由としては最も強いものです。
- スマホ連携の保存内容はMicrosoftの声明だけが正確です。何をどれだけ保存するかについて、ネット上のそれ以外はすべて推測です。細部が気になるならMicrosoftのプライバシーに関する声明を読んでください。
スマホ連携を削除するとPCからの通話とメッセージを失います
スマホ連携がやることの半分は本当によくできていて、消す前にどちらの半分かを知っておく価値があります。2つの機能には、心地よい代わりが存在しないからです。
- PCのキーボードからメッセージに返信できる機能は惜しいです。スマホ連携のこの部分は安定していて、スマートフォンを手に取るより速く、多くの人が自分から入れた理由でもあります。
- スマホ連携を消すとWindowsに通知が届かなくなります。Androidの通知をPCにミラーリングするMicrosoft製の代わりは存在しないので、これは単純になくなります。
- PCでの発着信もスマホ連携と一緒に終わります。これを補うものはほとんどなく、数少ない代替も特定のメーカーの端末に縛られています。受話器を手に取る生活に戻ると考えてください。
- スマホ連携の写真パネルは直近数十枚の眺めにすぎません。先月の1枚を取り出す道具ではないので、失うものは音の響きほど大きくありません。もともと検索の道具ではなく、iPhoneはまったく対象外でした。
- 写真が出ないだけならスマホ連携を消すのは早すぎます。原因はたいてい直せるからです。電池の最適化とメディア権限の欠落でほとんどが説明でき、スマホ連携の写真ガイドが5つの原因すべてを順に扱っています。
スマホ連携の機能ごとに乗り換え先のアプリは変わります
スマホ連携は無関係な4つの仕事を1つの画面に詰め込んでいるので、代わりに入れる1つのものは存在しません。自分が実際に使っていたのはどれかを見極めて、それだけを持っていってください。
- スマホからPCへの写真の受け渡しは最も埋めやすい穴です。ワイヤレスの直接転送でも、USBケーブルとエクスプローラーでも、いま使っているクラウド同期でも足ります。スマホからPCへの転送アプリ比較できちんと比べています。
- PCでのSMSはAndroidなら「Google メッセージ」のウェブ版です。ブラウザーのタブとスマートフォンをQRコードで結ぶだけで、PC側に入れるものは何もありません。スマートフォンのSMSアプリが「Google メッセージ」である必要があり、WindowsのiPhone向けには相当するものがありません。
- 写真以外のファイルもまとめて送るならLocalSendが使えます。iPhoneでもAndroidでも動き、オープンソースで、ローカルネットワークの上を通り、どちらの端末でもアカウントを求めません。
- Windowsでの通知と通話にはスマホ連携の代わりがありません。毎日使っているのがその2つなら、写真の権限だけを断ってアプリを残すほうが、消して着信を逃すより良い取引です。
- メールや文書に写真を貼るのはクリップボード転送の役目です。ファイル転送のツールは探して添付するためのファイルを残すので、毎回2手ずつ余分にかかります。
それぞれが何を補えるか、アカウントが要るか、どのスマートフォンで使えるかで評価しています。
| 代わりの手段 | 補えるスマホ連携の機能 | アカウントの要否 | iPhoneで使えるか | Androidで使えるか |
|---|---|---|---|---|
| Camera to Clipboard | 写真、そのままクリップボードへ | 不要、QRコードでペア | 対応 | 対応 |
| LocalSend | 写真もそれ以外のファイルも | 不要、ローカルネットワークのみ | 対応 | 対応 |
| 「Google メッセージ」のウェブ版 | PCからのSMS | 不要、QRコードでペア | 非対応 | 対応、SMSアプリの場合 |
| USBケーブルとエクスプローラー | 写真、ファイルとしてまとめて | 不要 | 対応 | 対応 |
| WindowsのiCloud写真 | 写真、ライブラリ全体のみ | Apple Accountが必要 | 対応 | 非対応 |
| OneDriveのカメラアップロード | 写真、ライブラリ全体のみ | Microsoftアカウントが必要 | 対応 | 対応 |
PCで通話とメッセージを使わないならスマホ連携を削除してください
スマホ連携は4つの別々の仕事をこなしますが、多くの人はそのうち1つしか使ってきませんでした。どちらへ進むかはそれがどの仕事だったかで決まるので、下から自分を見つけてください。
- 写真パネルしか開いていないならスマホ連携は削除してください。スマホからPCへの直接転送のほうがその仕事は得意で、iPhoneでも動き、終わったあとにアカウント上の連携も残しません。
- PCでメッセージを読み返信するならスマホ連携は残してください。キーボードからSMSを送ることと、PCのスピーカーで通話することは、このページのどれもが置き換えられない2つです。ディスク容量を取り戻すために消すのは割に合いません。
- PCで主にメッセージを使うなら写真の権限だけ切ってください。Androidはスマホ連携の5つの権限を個別に許可するので、カメラロールへのアクセスを切ってもメッセージ側はそのまま動き、ほかは何も変わりません。
- 仕事用のノートPCではIT部門に確認してから消してください。アンインストールが意図的にポリシーで灰色にされていることが多く、PowerShellはポリシーへの答えとしては間違いで、巧妙な抜け道でもありません。
- PCだけでなくMicrosoftアカウントからも連携を外してください。そのアカウント上の記録こそが再インストールを生き延び、新しいコンピューターにもついてきます。アプリを消しただけでは、この機械からアイコンが消えるだけです。
- 写真だけが止まったならスマホ連携は直して使い続けてください。そうしたケースのほとんどはスマートフォンの電池の最適化が原因で、直すのに1分もかかりません。スマホ連携の写真ガイドがその手順を示しています。
スマホ連携のアンインストールについてよくある質問
スマホ連携はWindowsからアンインストールできますか?
はい。スマホ連携は最初から入っているだけで、消せないものではありません。Windowsの「設定」を開き、インストール済みアプリの一覧からスマホ連携を選んで「アンインストール」を実行します。その項目が灰色で押せない場合は、代わりにPowerShellのコマンド1行で削除できます。
スマホ連携のアンインストールが灰色で選べないのはなぜですか?
Windowsがスマホ連携を通常のアプリではなくシステムの一部として扱っているか、職場や学校のPCで管理者のポリシーが削除を禁止しているかのどちらかです。管理者として実行したPowerShellなら前者は越えられます。「設定」を通さず、パッケージ名を指定してアプリを削除するからです。後者はそのPCを管理している担当者に聞くべき問題です。
スマホ連携はPCに残しておいても安全ですか?
スマホ連携はWindowsに同梱されるMicrosoft純正のアプリなので、マルウェアではなく、抱き合わせのダウンロードで入ってきたものでもありません。正直な懸念は安全性ではなく範囲の広さです。Androidのスマートフォンにメッセージ、連絡先、通話履歴、通知、写真を求め、さらにその端末をMicrosoftアカウントに結び付けます。Androidは権限を1つずつ断れるので、メッセージだけ使って写真へのアクセスは断ることもできます。
スマホ連携を消せばスマートフォンからPCへ何も送られなくなりますか?
それだけでは止まりません。アンインストールで消えるのはPC側だけだからです。Androidのスマートフォンで「Windowsにリンク」をオフにし、そこで権限を取り消し、Microsoftアカウントのデバイス一覧からその端末を外してください。アカウント側の連携を残しておくことが、次にスマホ連携が入ったときにスマートフォンが再接続する原因になります。