動画になると、手軽な小技はたいてい通用しなくなります。iPhoneで撮った短い4Kクリップでも数百メガバイトあります。メールでは弾かれ、チャットアプリでは画質が落ち、クラウドアップロードでは二度待たされます。このガイドではCamera to Clipboardを使ったワイヤレス転送に加えて、Windows PC向けの標準的なUSBとiCloudの方法も紹介します。

手っ取り早い答え:Camera to Clipboardで自分のWi-Fiを通して動画を送りましょう。フル解像度の動画がPCにファイルとして保存され、そのファイルパスがクリップボードに入ります。Ctrl + Vでメールやチャット、編集ソフトに貼り付けられます。25 MBのメール制限も、クラウドアップロードの待ち時間もありません。無料のUSBとiCloudの方法は下にあります。

iPhoneアプリ(無料) Macアプリ(無料) Androidアプリ(無料) Windowsアプリ(無料)
iPhoneから送る動画を選んでいるCamera to Clipboardアプリ 選んだ動画をPCに送っているCamera to Clipboardアプリ

Camera to ClipboardはiPhoneの動画を直接Windows PCに送ります

iPhoneのアプリから動画を送ると、次のことが起こります。

iPhoneで選んだクリップから矢印が伸び、フル解像度の動画ファイルがWindows PCに届く様子

iPhoneとPCを一度ペアリングし、4ステップで動画を送ります

準備は約10秒で、最初の一度だけです。

  1. Camera to ClipboardをiPhoneに、デスクトップアプリをPCにインストールします。
  2. QRコードをスキャンして一度だけペアリングします。
  3. iPhoneで送りたい動画を選びます。
  4. PCでCtrl + Vを押し、必要な場所にファイルを貼り付けます。

iPhone、Windowsとも無料でダウンロードして試せます。無料版では小さな透かしが入り、写真は1920pxまでです。Proではどちらもなくなります。

大きな動画をスマホからWindows PCに移すのがいかに絡み合ってエラーだらけになりやすいかを示し、最後にTransfer Failedで終わるイラスト

大きなiPhone動画を手作業でWindowsに移すのは本当に面倒です

標準の方法でも移せますが、3つの理由で時間がかかります。

Windows File ExplorerでPC、Apple iPhone、Internal Storageを開き、PCにコピーできるiPhoneの.MOV動画ファイルが表示されている様子

USBケーブルなら多数のiPhone動画を一度にPCへコピーできます

これは無料の標準機能で、まとめて移すときはこれが一番速い方法です。

  1. iPhoneをケーブルでPCにつなぎます。
  2. iPhoneのロックを解除し、このコンピュータを信頼をタップします。
  3. File ExplorerでPC > Apple iPhone > Internal Storage > DCIMを開きます。
  4. 日付ごとのフォルダを開き、.MOVファイルをPCのフォルダにドラッグします。

データが手元から外に出ることはなく、添付の容量制限とも無縁です。

iCloud for Windowsの同期ウィンドウで写真のチェックボックスをオンにし、適用するところ

iCloud for Windowsをオンにして全iPhone動画をPCに同期しましょう

iCloudは1本だけでなく、カメラロール全体をPCに置きたい人向けです。

動画のカメラロールがバックアップされたGoogle Photosアプリ。あとでPCでダウンロードできる

Google PhotosとOneDriveは動画の転送を2回待たされます

バックアップアプリでもできますが、同じ手間を2回かけることになります。

図: 大きな動画のフレームから矢印が伸び、ずっと小さくなった同じフレームを指している

チャットアプリはiPhone動画がPCに届く前に圧縮します

メッセージアプリで送るのは、画質を落とす一番手軽な方法です。

図: 再生の三角形が映ったモニターに、パズルのピースがはまり込んでいる

HEVCコーデックを入れてWindowsでiPhone動画を再生しましょう

コピーはできるのに再生できないなら、原因はコーデックです。

図: スマホとノートパソコンが並び、1本のまっすぐな青い線でつながっている

Camera to Clipboardなら25 MBのメール制限もクラウド待ちも不要

クリップを1本送るとき、メールや同期より速い理由が3つあります。

図: 平らなクリップボードの上に、再生マークの付いた動画のカードが1枚置かれている

Camera to ClipboardはiPhone動画をそのまま貼れる形で届けます

PCに届くのは、iPhoneが記録したファイルそのものです。

iPhone動画1本について、3つの方法を並べて比べます。

やりたいこと Camera to Clipboard USB iCloud
フル解像度の動画をPCに入れる ✔ ✔ ✔
25 MBのメール制限なし ✔ ✔ ✔
クラウドアップロードの待ち時間なし ✔ ✔ アップロード後にダウンロード
圧縮なし ✔ ✔ 再圧縮される場合あり
オリジナル画質を維持 ✔ ✔ 設定次第
スマホのホットスポットでも動作 ✔ ケーブルのみ 先に動画をサーバーに送る
無料で試せる ✔ ✔ ✔
図: 左に動画のカードが一枚、右に同じカードがきれいに積み重なっている

動画1本はCamera to Clipboard、旅行分はUSBを使います

決め手になるのは、動画を何本移すかです。

よくある質問

iPhoneからPCに動画を転送する一番速い方法は?
自分のWi-Fi経由の直接ワイヤレス転送です。Camera to Clipboardはフル解像度のクリップをそのままPCに送り、ファイルとして保存します。そのファイルパスがクリップボードに入り、Ctrl + Vですぐ貼り付けられます。何もアップロードしないので、アップロードとダウンロードを待つ必要がありません。

メールで送るには大きすぎる動画はどう送る?
メールでは無理です。GmailやOutlookは添付を約25 MBで止めるので、短い4Kクリップでもはるかに超えます。Camera to Clipboardで自分のWi-Fi経由で送るか、USBケーブルでコピーしましょう。どちらにもメールのような容量制限はありません。

iPhoneの動画がWindowsで再生できないのはなぜ?
クリップが.MOVファイルの中のHEVC(H.265)だからです。Microsoft StoreからHEVCビデオ拡張機能をインストールすれば再生できます。iPhoneの設定 > カメラ > フォーマットを互換性優先にして、以後は標準のH.264で記録させることもできます。